http://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20180516/6080000965.html

05月16日 17時33分
青森県のブランド米、「青天の霹靂」の田植えが、県内で本格的に始まりました。

「青天の霹靂」は、県がブランド化を目指して開発したコメの新品種で、「食味ランキング」で最高ランクの「特A」の評価を4年連続で受けています。
ことしも田植えの時期を迎え、平川市の工藤憲男さんの「青天の霹靂」を栽培する8.5ヘクタールの田んぼでは、田植えの作業が本格化しています。

「青天の霹靂」のことしの県内の作付け面積は、去年とほぼ同じ、およそ1900ヘクタールで、このうち、58ヘクタールで、より厳格に定められた肥料や農薬の基準で栽培する「特別栽培」が行われています。
県によりますと、この秋には初めて、「青天の霹靂」の一部の田んぼの栽培環境について、農作物の国際的な安全認証「グローバルGAP」の申請が行われる予定です。
工藤さんは「最高の味と言ってもらえるよう安全でおいしい米を作りたい」と話していました。

コメを巡っては、ことし「減反政策」が廃止され、産地間の競争が激しさを増すと見られ、中南地域県民局の八島敏行普及指導員は「よりよい米を作って価格を維持し、ブランドを守りたい」と話していました。
「青天の霹靂」の田植えは、今月いっぱい続きます。