http://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/20180516/6040000826.html

05月16日 18時42分
民謡を通して、振り込め詐欺を防ぐ活動を行っている女性歌手が、注意喚起に大きく貢献したとして、16日、警察から表彰されました。

表彰されたのは、雫石町に住む歌手、中川愛子さん(78)です。
中川さんは去年7月、警察から「特殊詐欺被害防止サポーター」に委嘱されて以降、県内各地でおよそ50回、高齢者を中心に、岩手の方言を交えた民謡で注意を呼びかける活動を行ってきました。

中川さんは、振り込め詐欺の注意喚起に大きく貢献したとして、16日、県警察本部で感謝状が贈呈されました。
警察の「特殊詐欺被害防止サポーター」は中川さんなど、県内の29の個人や団体が委嘱されていて、注意喚起のチラシの配布や詐欺の最新の手口などを紹介する講演会の開催を行っています。

中川さんは「詐欺防止の民謡を歌うと、みなさんがうなずきながら聞いてくれます。詐欺の防止に、貢献できていると思います」と話していました。
県警察本部の小野寺勝善生活安全部長は、「振り込め詐欺は、ほとんどが、被害者が1人だけで判断した結果、起きています。必ず家族に相談するなどして被害に遭わないようにしてほしい」と話していました。