http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20180516/6020000676.html

05月16日 12時50分
天童市消防本部に勤務する30代の消防士が、部下に「役立たず」と暴言を浴びせるなど、パワーハラスメントを行ってうつ状態に追い込んだとして、去年、懲戒処分を受けていたことが分かりました。

処分を受けたのは、天童市消防本部に勤務する30代の男性の消防司令補です。
天童市消防本部によりますと、この消防司令補は、3年前の夏ごろからおととしにかけて、20代の部下の男性消防士に対し「役立たず」と暴言を浴びせるなど、日常的に厳しい態度で接していたということです。

この結果、部下の消防士はうつ状態になり、およそ3か月間、出勤できなくなりました。
消防本部が、部下の消防士から相談を受けて調査を行った結果、指導としては行きすぎで、パワーハラスメントにあたると認め、去年2月、消防司令補を減給10分の1、3か月の懲戒処分にしました。
部下の消防士はすでに仕事に復帰していて、消防司令補は、「申し訳ないことをした」と反省の態度を示しているということです。

天童市消防本部は、これまで処分を公表しておらず、「当時は、懲戒処分を公表する基準がなかったので公表しなかった。再発防止に向けて、職員の綱紀粛正に努めたい」とコメントしています。