05月16日 13時20分
去年8月荒尾市のホームセンターの駐車場で、商品の鎌を持ち出して、知り合いの男性を切りつけ大けがをさせたとして、殺人未遂の罪に問われている男の裁判で、検察は「極めて危険で悪質な犯行だ」として懲役8年を求刑しました。
福岡県大牟田市の無職竹次哲也被告(32)は、去年8月荒尾市上平山にあるホームセンターの駐車場で、一緒にいた知り合いの男性と口論になり、店から商品の鎌を持ち出して切りつけ頭に大けがをさせたとして、殺人未遂の罪に問われています。
熊本地方裁判所で開かれた16日の審理で、検察は「殺傷能力が高い凶器を使って犯行におよび、人が死ぬ危険性が高いことを認識していて、殺意があった」などと指摘しました。
そのうえで「極めて危険で悪質な犯行だ」として、懲役8年を求刑しました。
これに対し、弁護側は「人を死に至らしめる行為とは認識しておらず、殺意はなかった」などとして傷害罪の適用を求めました。
判決は、18日に言い渡される予定です。