沖縄県うるま市勝連平安名の住宅で15日、体長1メートル75センチの外来種のヘビ、タイワンスジオが発見、捕獲された。タイワンスジオが侵入したのは野原勝さん(76)の自宅で、野原さんは「近くには保育園や小学校などの施設がある。子どもたちの所にヘビが行かないでよかった」とほっとした表情を見せた。

 午前7時半すぎ、野原さん宅にタイワンスジオが入り込む姿を通行人が発見。報告を受けた野原さんは、地元で「ハブ取り名人・名犬」として知られる當真嗣満さん(67)=同市勝連平安名=に連絡、當真さんは愛犬の「ハッチー」と野原さんの自宅に駆け付けた。當真さんらの手により発見から1時間後にタイワンスジオは捕獲された。當真さんは「子どもたちにも、草むらにはハブやタイワンスジオのようなヘビがいるかもしれないという意識を常に持っていてほしい」と注意を促した。

 無毒だが攻撃性があるタイワンスジオは、うるま市や沖縄市など本島中部で多く発見されており、2017年は23件の発見報告が県に上がっている。

 県自然保護課は「タイワンスジオはハブと模様が似ている。どちらも見つけたら最寄りの行政機関に連絡してほしい」と呼び掛けている。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180517-00000006-ryu-oki
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