ミートボールの売り上げが復調し、食品大手石井食品の2018年3月期の純利益は1億9400万円と、黒字転換した。

 子ども向けのお弁当のおかずの定番として、これまで新学期が始まる4月や運動会シーズンの5、9月によく売れていたミートボールだが、それ以外の時期には販売が伸び悩んでいた。そこで同社はお弁当以外でもミートボールを食べてもらう機会を増やそうと、昨年から販売先のスーパーの店頭などで「ミートボールパスタ」など様々な調理法を紹介。その戦略が子育て層を中心にうまくはまり、ミートボールの売上高は前年同期比3.6%増の53億円だった。長島雅社長は「無添加のミートボールをさらにアピールして、購買層を広げたい」と意気込む。(高橋克典)

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