05月17日 11時07分
スポーツ選手のセカンドキャリアを支援しようと、引退した選手を雇用した事業所に奨励金を支給して就職を促す新たな施策を金沢市が始めました。
これはスポーツ選手に引退後も市内にとどまり、地域スポーツの指導者として活動してもらおうと、今年度から金沢市が新たに始めるものです。
対象は▼国際大会出場や全国大会でベスト8以上の成績を修めた選手とその指導者▼野球の「石川ミリオンスターズ」、サッカーの「ツエーゲン金沢」、バスケットボールの「金沢武士団」の市内に3つあるプロスポーツチームに所属して引退した選手で、地域で子どものスポーツイベントなどでの指導をするのが条件です。
市内の事業所が、正社員で雇用した場合、雇用奨励金として年間50万円を支給したうえで、事業所に推薦した競技団体にも地域の指導活動にあたる経費の半分を10万円を上限にいずれも最大3年間交付し、プロスポーツ選手のセカンドキャリアを支援します。
金沢市の山野市長は「引退した選手は体力はもとよりメンタル面でも強いものがあると思う。せっかく金沢市に来てもらったので地域のスポーツの指導者として活躍してほしい」と話しています。