大阪市の天王寺動物園は25日、キリンの雄の赤ちゃんが生後1日で死んだと発表した。
約4年前から繁殖に取り組んできた雄の「幸弥(こうや)」(6歳)と雌の「ハルカス」(5歳)との間に生まれた初めての子どもだった。
うまく立ち上がれず、母乳を吸えないまま衰弱したという。

同園によると、24日午前9時ごろに赤ちゃんが生まれているのを飼育員が確認。
キリンは通常、誕生から約1時間で立ち上がって母乳を飲むが、午後1時ごろになっても母乳を吸わず、飼育員が子牛用の粉ミルクを与えた。
だが、その後もうまく立てず低体温状態で、電気毛布で温めて点滴をしたものの、25日午後0時半ごろに死んだという。

 動物園の今西隆和・飼育担当課長は「せっかく生まれてきたのに残念。
親子で並んで歩くところを、来園者に見てもらいたかったのに」と悔やんだ。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180526-00000000-mai-soci