>>99

第2次大戦末期、ドイツは、大量の戦闘機を保有していた。
1944年9月のメッサーシュミット戦闘機の生産数は、1605機。
フォッケウルフの生産数は、1391機。
(戦争末期に、連合軍の戦略爆撃の中、1ヵ月間の生産数がこの数字。)
ところが、燃料不足で、
パイロットの訓練不足だけでなく、迎撃戦闘にも支障をきたしていた。

このため、戦闘機の大増産は、燃料不足で飛べない戦闘機を増やすだけで、
戦闘力増大に直接影響しなかった。

ところが、戦車のほうは、
燃料不足で行動不能でも、ダックインして、固定砲台として使用可能なので、
たとえば、ベルリンのパンター戦車を交差点に埋めた固定砲台は、最後まで
簡易要塞として機能した。