県警が取り締まり訓練中に撮影した画像(福岡県警提供)
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高速道路などで車間距離を詰めたり、無理な追い越しをしたりする「あおり運転」について、福岡県警が、ヘリコプターによる監視を始めた。大きな特徴は、上空から違法行為を認定する点。全国的にも珍しく、検挙につながると期待されている。

 県警によると、飛行するヘリの高感度カメラで、あおり運転をした車両のナンバーや違反をした場所などを特定。この情報が近くにいるパトカーに伝えられ、急行する仕組みだ。高速道路を走る車が対象という。

 県警高速隊には昨年12月〜今年4月までに「あおり運転をされた」などの通報が160件あった。しかし、通報やヘリの情報でパトカーが車や運転手を見つけても、証拠がないなどで大半は立件できなかった。

 今回の取り組みは、上空から録画した映像が違法行為の証拠となるため、パトカーがあおり運転を現場で確認しなくても検挙できる。佐賀や愛知、静岡の各県警などもヘリで監視をしているが、上空からの違法行為の認定まではしていないという。

 県警は昨年暮れから、神奈川県…残り:289文字/全文:708文字

2018年5月31日21時32分
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