1.0主人公の人格がサイテー
投稿者Amazon カスタマーベスト500レビュアー2016年9月15日
形式: Kindle版
※壮大なネタバレをします。
私としてはこのレビューを書こうか書くまいか迷ったのですが、その後の勇者編でトンデモねー事を主人公がやらかす為、被害者を減らす為に書きます。
以後、この主人公のサイテーな人格が明らかになります。
サイテー人間が女の子にチヤホヤされて良い目をみるのが大嫌いな人は読んではいけません。
物語が進むと、異世界から主人公とは別の、とある勇者が召喚されます。
この勇者は魔王と戦う為の非常に重要な戦力なのですが……なんと、勇者にハーレム要員の一人を取られそうになった主人公が勇者に毒を盛るのです。
この毒は女の子に触れると肌が腐って吐き気に襲われると言うもので、勇者は二度と女の子に触れられない身体になってしまいます。
さらには逃げる際に城を破壊してテロを起こします。
そして、自分の存在を隠蔽し、魔物に全責任を擦りつけます。
城の爆破に巻き込まれた関係ない被害者は「運が悪かったと思って諦めて欲しい」と切り捨てます。
その後、女の子に触れないで絶望した勇者に対して「女の子に触れられないくらいでやる気なくすとか人間のカスだな!頑張って魔王倒せよ!」とドヤ顔で言い放ちます。
すると、女の子達は「すごいっ!」「さすがです!」と主人公を持ち上げまくってちやほやちやほや。
……ええと、何を言ってるのか全く分からないと思いますが、読んでる方も何が起こってるのか理解できませんでした。
勇者に毒を盛らなければ人質が殺されるとかではありません。
自分以外の誰かがハーレム作るの嫌だから、毒を盛ったのです。
勇者は確かに「ちょっと」嫌な奴でしたが、ここまでひどい事をする必要あるんでしょうか?
一生、女の子に触れないって、自分も転生者のくせしてなんなの?
これ、魔王側が資格を送り込んで女の子くっつけただけで簡単に勇者暗殺できるじゃないですか。
この展開、私は読んでてあまりの独善ぶりに怒りが湧いてきました。