>>160
>日本も戦前南極海捕鯨に参戦した際、油だけとって肉は海に捨てていたそうな。

あやふやな言い方で逃げているけど、日本が初めて捕鯨母船を手に入れたのは1934年で、ノルウェーの中古船。
これは冷凍設備がついたままで肉を持って帰ってきている。
で、日本は塩蔵工船、冷凍工船というものを建造している。鯨肉を加工して持ち帰るためだ。鯨肉を棄てているなら
南氷洋から鯨肉を冷凍して持ち帰る第一京丸(昭和14年就役)なんてものを建造する必要はない。

>そのとき獲ったシロナガスクジラはノルウェー、イギリスに迫る勢いだったそうな。

時系列を無視した卑怯者の物言いだな。

1935年から36年にかけて、日本が初出漁したとき、日本の漁獲比率は1.8%だった。翌シーズンから5.9%、11.6%、
17.1%、21.2%と上がっていが、35/36シーズンのノルウェーとイギリスは2カ国で86%以上を占めていた。
そして日本は40/41シーズンに56%を超えるに至るが、これは当然のことで「ノルウェーとイギリスは戦争で南氷洋
まで出漁する余裕が無い」からだ。日本も翌年からは南氷洋での捕鯨をやめて、6隻ある捕鯨母船はタンカーなど
に徴用されている。

つまり、戦争の無い時期であれば、最盛期でさえノルウェーやイギリスの6割程度だった。つか、捕鯨母船作って南
氷洋に出かけるようになってから数年で戦争になってるのに、戦前に乱獲したみたいに言うのはキチガイ。

>結局、日本の南極海捕鯨は西洋捕鯨の寸分違わぬものまねで始まったもの。
>南極海捕鯨が日本の伝統文化だなんて大嘘。

戦前に保有した日本の捕鯨母船ってのは、冷凍船をノルウェーで捕鯨母船に改装したのを中古で買った1隻以外は、
イギリスから買った設計図で建造している。で、その構造は基本、タンカー。タンカーにクジラの解体場つけて、鯨油
をとるだけ。それだと「鯨肉を持って帰れない」から、塩蔵/冷凍工船という、鯨肉を持って帰る船を作った。戦後は捕
鯨母船にその機能を最初からつけて建造したけど。

戦前に棄ててた、というのは、始めたばかりの母船式捕鯨で、その母船の設備の扱いに不慣れだったり故障したりで
脂肪から鯨油をとるのが精一杯で処理が間に合わず骨とか棄ててたこと。37年の会議で名指しで非難、というのであ
れば、それ、南氷洋に出て2年しか経験がないとかの時期の話。