欧州宇宙機関(ESA)とロシア・ロスコスモスによるエクソマーズ(ExoMars)計画の探査機「TGO」は
2月末、火星周辺の軌道に乗り、火星表面と空気の研究に着手した。
南極にある氷河を写したカラー写真第1号が入手できた。
この鮮やかではっきりした写真は、火星の珍しい「縞模様の」氷が形成された過程を調べる助けになる。

探査機TGOに搭載されたカメラ「CaSSIS」で撮影されたカラー写真には、
氷冠の暗い部分と明るい部分がはっきりうかがえる。明るい縞は水から出来た氷の中間層で、
暗い縞は埃の中間層だとESAは説明する。

研究チームは、高画質画像により、どのように「縞模様の」氷の層が発生し、
冬や夏の訪れとともに氷に何が起き、そして火星の空気や気候への氷の影響を理解する助けになると期待を寄せる。

2020年には欧州製火星探査車「パスツール」とロシア製着陸機が送られる。
そうなればTGOの機器は探査車と着陸機が集めたデータを受け取り加工したあと、地球に送信する

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