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運転と大麻に関する害の削減方

運転中は絶対に大麻は吸わない
目安として最低で喫煙後2時間、食べた場合で6時間は運転しない
アルコールの併用は避ける

時間が経過し効果が消失したと思える時も運転前には使用した後であることを再度意識し直し
スピードを控え、車間をとって余裕のある運転を心がける
無理に運転をしない


2007年11月に国際研究チームが発表した報告では、過去の疫学研究やシミュレータ実験などの結果を総合的に検証して、
THCの血液中の濃度が5ng/ml以下のドライバーの衝突リスクは素面のドライバーに比べてが高くなるようなことはなく、 
運転時の影響レベルとすれば、血中THC濃度7〜10ng/mLがアルコールの血中濃度の0.05%と同等であると結論を出している。

アルコールの場合と同じように、大麻の影響も時間が経つに従って弱まり、どこかの時点で素面のドライバーとリスクの差はなくなる。
その指標になるのは酔いが強さと直接関連している血液中のTHC(非THC-COOH)濃度で、高くなるほど酔いの状態も高くリスクも大きくなる。

血中濃度は喫煙直後に急上昇し、ピークに達するとその後はまた急激に下がって行く。
その過程でTHCは、運転能力に影響しない不活性のTHC-COOHに代謝していく。
一部は、活性の強い11-ハイドロキシーTHCへも変化するが、喫煙の場合は食べたときほど多量には生成されないので影響は少ない。

一般的に喫煙後2時間程度で血中のTHC濃度リミット以下まで下がる。
食べた場合はピークが2〜5時間後で11-ハイドロキシーTHCへの変化も多いことから、リミットを下回るには6〜8時間以上かかると考えられている。