https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180613-00000011-mai-soci

行方不明になった女子中学生を発見したとして、岡山県警岡山西署は12日、警察嘱託犬の「黒まめ」
(ラブラドルレトリバー・メス8歳11カ月)と飼い主の農業、後神(ごかん)知子さん(55)=岡山市北区=に
感謝状とメダルを贈った。出動からわずか15分で少女を見つけるスピード解決だったという。

岡山西署によると、行方不明になったのは岡山市に住む女子中学生。父親に生活態度を叱責され、
5月25日午後9時ごろに家出した。しばらくたっても帰宅しなかったため、警察に相談があった。
同署は後神さんに連絡し、黒まめの出動を要請した。

黒まめは午後10時35分ごろから捜索を開始。女子中学生が普段使っていた枕カバーのにおいを嗅ぎ、行方を追った。
夜道を迷わず真っすぐに進み、約15分後、自宅から約230メートル離れた神社敷地内でうずくまって寝ていた
女子中学生を発見した。女子中学生にけがはなく、無事だったという。後神さんは
「風も穏やかで、交通量も少ない状況が功を奏したのかも」と振り返る。

黒まめは2011年の審査会で合格し、以後警察嘱託犬として活躍している。これまでの出動は170回に上り、
行方不明者の発見は今回で3回目。過去にも6回の表彰を受けている。名前の由来は、生まれた時に
小さく産まれてきたため。遊ぶことや人と触れ合うことが大好きだが、においをたどる「追及」の仕事は
とてもまじめにこなすという。


女子中学生を発見し、表彰される黒まめと飼い主の後神知子さん
https://lpt.c.yimg.jp/amd/20180613-00000011-mai-000-view.jpg