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2018年6月13日 / 09:19 / 43分前更新
米共和党上院議員、大統領の関税発動制限法案の採決阻止を批判
[ワシントン 12日 ロイター] - 米共和党のボブ・コーカー上院議員は12日、大統領が国家安全保障を根拠に輸入関税を課すことを制限する法案の採決が上院で阻止されたことを受け、大統領に反対することを恐れているとして一部の共和党議員を批判した。

トランプ大統領が5月に新たな自動車輸入関税の適用を検討していると発表したことを受け、コーカー氏は先週、複数の共和・民主党議員と共同で同法案を提出した。

コーカー議員は上院で行った演説で「コーカー案を採決すれば大統領の怒りを買う可能性がある。あらゆる手を尽くして法案を阻止する」という声が聞かれるとして、共和党議員の態度を批判した。

コーカー氏の法案は、米通商拡大法232条の下で安保を理由に議会の承認を得ずに輸入関税を発動する大統領権限を制限する内容だ。

法案の支持者は、2019会計年度の国防予算の大枠を定める国防権限法(NDAA)案に修正案として盛り込むことで、早ければ今週中にも採決に持ち込むことを目指していた。

しかし、国防権限法案の審議を統括している共和党のジェームズ・インホフ上院議員が、コーカー氏の法案は国防権限法案の修正案としては不適切として採決を阻止した。