北陸新幹線財源議論「音沙汰ない」
福井県幹部にいらだち
http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/334587

 福井県幹部はいらだちを隠さない。「いまだに何の音沙汰もないんや」。2017年3月、北陸新幹線敦賀以西ルートが新大阪まで全て決定した。
当時、与党整備新幹線整備促進プロジェクトチーム(PT)座長だった茂木敏充経済再生担当相は建設財源の議論を「遅滞なく進めたい」と約束した。
それにもかかわらず、与党PT会合は1年以上開かれていない。議論の本格化は、9月に予定されている自民党総裁選の後との見方さえある。
(中略)

山本文雄議長は「京都、大阪府が積極的でないことが財源議論が進まない要因だ」と語気を強める。
 福井商工会議所の川田達男会頭も3月30日の会見で「敦賀以西は北陸新幹線というより関西新幹線だ。
だが関西は万博誘致とリニア中央新幹線の早期開業に力を入れ、新幹線にはあまり熱意がないような気がする」と述べた。