国民を馬鹿にしている。
まさに、「朝三暮四」とは、このことだ。
税金は打出の小槌ではない。
税金は、「無」から「有」を生み出す魔法ではない。
別に大学無償化の原資は、国会議員が、工場で勤務した給与から支出するわけではない。
誰かが、税金で恩恵を享受するのなら、
その分、誰かが、余計に税金を課せられる。
税金とは、まさにゼロサムゲームだ。(cf. Game theory:John Von Neumann, Oskar Morgenstern)
いや、それに関わる公務員の手数料が上乗せされる分だけ、マイナスサムゲームだ。

「その税金が正当」とされるためには、「その人から奪って、別の人に与えるべき正当な理由」が必要だ。
で、赤の他人が、別の人の子供の大学授業料を負担すべき「正当な理由」は存在するだろうか?
あまり、なさそうに思う。
だから、この税金の支出(と課税)は、良くない。