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町立幼稚園の保育料減免せず1200万円過大徴収 奈良 斑鳩町
2018年6月14日 2時23分

奈良県斑鳩町が町立幼稚園の保育料の減免措置を正しく行わず、利用者から合わせておよそ1200万円を余分に徴収していたことがわかりました。町は「当時の町長から『減免措置の必要はない』と言われ、そのままにしていた」などと説明しています。

斑鳩町教育委員会によりますと、町立の3つの幼稚園では子どもの数などに応じて保育料を減免することになっていましたが、その措置を正しく行わず、昨年度までの3年間で合わせておよそ1200万円を余分に徴収していたということです。

町によりますと、3年前、国の子育て支援制度が始まり、減免の額などが変わったことを受けて、教育委員会の担当者が当時の町長に各家庭から徴収する額も変える必要があると申し出たところ、「その必要はない」と言われ、そのままにしていたということです。

町は、当時、幼稚園を利用していた人たちに謝罪するとともに、余分に徴収した保育料を返還することにしています。

教育委員会は「役場内での連携がとれておらず、こうした結果を招き、大変申し訳なく、町民や保護者に深くおわびしたい。今後、こうした事態を招かぬよう再発防止に努めたい」と話しています。

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