2018年6月14日 07時57分
 幅広い業界で人手不足が深刻化する中、京都に集まる外国人の人材が注目されている。無料通信アプリ大手の「LINE(ライン)」が、外国人を狙って、新開発拠点を京都に開設し、エンジニアを募集したところ、応募した約1000人のうち約8割が外国人だった。海外でも人気の古都・京都のブランド力を生かした人材確保策と言えそうだ。

新拠点は「LINE KYOTO」と名付け、京都市中心部の四条通沿いのビル5階と地下1階に入居した。働き始めたドイツ出身の男性(34)は「京都には有望な新興企業が多く、技術者として刺激を受けやすい。世界的に有名な名所旧跡などもあり、働いていて楽しい」と話す。

 ラインが京都での拠点立地を決めた理由の一つも、外国籍の優秀なIT(情報技術)人材の確保だ。今後、京都拠点の体制を、現在の18人から100人規模に増やす方針だが、半数は外国人にする考えだ。

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