2018年6月14日 11:11 JST
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-06-14/PA926B6JTSEH01

ロンドンのソーホーにあるタイ料理店のキルン。カウンターのスツールは12脚しかなく、ディナータイムの予約も受けないこの店が、英国のレストラン番付で首位に輝いた。ピーク時の待ち時間はさらに長くなりそうだ。

  ホロホロチョウのジャングル・カレー(8.50ポンド / 約1260円)やカニのカレーで有名なキルンはエストレージャ・ダム・ナショナル・レストラン・アウォードで、前菜のフォアグラのエスカロップを57ポンドで提供するミシュラン3つ星評価のウォーターサイド・インなどを押さえてベストレストランに選ばれた。2位はメイフェア地区にあるタパスバー、サボル。
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キルンのカニのカレー

  キルンの創業者ベン・チャップマン氏と彼のチームは、ミャンマーと中国雲南省の影響を受けたタイの郷土料理をベースにしたメニューを提供。ほとんどの料理は直火のオーブンとグリルを使用したオープンキッチンで調理されている。

  3位は中華料理のA.ウォン。4位は番付初登場のコア・バイ・クレア・スミス。同店はミシュラン3つ星の「レストラン・ゴードン・ラムゼイ」を率いていたクレア・スミス氏が昨年ノッティングヒルにオープンした。

  毎年恒例のこの番付は雑誌レストランが作成している。同誌は「世界のベストレストラン50」を6月19日にビルバオで発表する。同リストはシェフやレストラン経営者、フードライターなど150人にこの1年間の最高の食事経験を投票してもらい作成される。食事だけでなくスタッフや雰囲気、音楽、デザイン、価格も考慮される。
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3位のA.ウォンで提供される宮保鶏丁

>>2以降へ続く