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経産相 東電の福島第二原発の廃炉検討方針を評価
2018年6月14日 22時13分

東京電力の小早川社長が福島第二原子力発電所を廃炉の方向で検討することを表明したことについて、世耕経済産業大臣は、14日午後、記者団に対し、「従来から福島県民の気持ちを考えたときに、ほかの原発と同列に扱うべきではないと思っていた。経営トップの責任で地元の声や福島の現状をみずから受け止めて方向性を示されたことは高く評価したい」と述べました。

そのうえで世耕大臣は「東京電力の経営陣には廃炉への具体的な検討を期待したい。経済産業省としては福島の貢献を行わせるなどの観点から引き続き指導していきたい」と述べました。

また、国の原子力政策への影響について、世耕大臣は「よく分析はしてみたいが、大きな原子力政策の変更にはつながらないと思っている」としたうえで、2030年度に電源のうち原子力発電の割合を20%から22%とした目標については、「どの原発をどう動かす動かさないということをベースに考えているものではないので、全く影響はない」と述べました。

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