つたない物理知識(高校物理IIBレベル)

時速270kmで走る715t(N700系16両編成)の物体が、衝突により時速269.95kmになると、失われるエネルギーは約9930kg*m/s

運動エネルギー保存則により、空気抵抗力・摩擦力・破壊によるエネルギーの消費が無ければ、体重71.5kgの人が時速500kmで飛ばされる計算。
(ようには新幹線重量÷体重×減速量、この場合減速量0.05km/hの10000倍の早さで飛ばされる)

実際には空気抵抗等があるから、仮に1/5くらいとして、最初の1秒の加速度を100km/(s^2)とすると、71.5kgの物体のもつ仕事量は7150kJ(ジュール)≒1709kcal
これは71.5kgの水を24℃上げるだけの熱量である。