産経ニュース2018.6.15 19:25更新
http://www.sankei.com/politics/news/180615/plt1806150026-n1.html
夜の政治ニュース

 東京都の小池百合子知事は15日の定例会見で、今月9日発売の月刊誌「文芸春秋」で報じられた学歴詐称疑惑について、「卒業証書があり、(同誌の取材に)大学側も認めている」と述べ、エジプト・カイロ大卒は事実と強調した。

 同誌では、カイロで小池氏と同居していた女性の証言などを元に「カイロ大を卒業していない」と報じ、「首席卒業」とした小池氏の書籍の記載にも疑義を唱えている。

 小池氏は会見で、政界進出前に出版された自身の書籍で「(カイロ大を)首席で卒業」と記載したことを認めた。その上で「昔の話でなんて言われたのかは一つ一つ覚えていないが、先生から『非常に良い成績』といわれたことは覚えている。
うれしくてそれを書いた」と述べ、首席卒だったかについては曖昧な説明に終始した。

 選挙公報などには必ずしも自身の学歴を記載する必要はないが、虚偽を記載するなどした場合には公選法で罰則が設けられている。小池氏はこの点について、「公選法上では、カイロ大卒のみを記載させていただいている」として、法律に抵触しないとの認識を示した。