250GTOは公認を取った。取ったからこうして歴史に残っている。

250GTOは250GT SWBの発展型ということでFIAから許可証をもらった。
もらったから世界選手権レースに出てポイントもついて王者として歴史に残っている。
100台は生産しなかったがコブラだって申請時(1962年8月)時点では8台しか存在しなかった。
こういうことはいくらでもある。

フェラーリは全般的に見てルールを守る会社だ。
250GTOはだから後輪のサスは板バネのリジッドだ。サス形式は変えてはならないからだ。
1964年にLMの公認が下りなかった時も、65年に275GTBの公認が下りなかった時も引き下がっている。
プロトタイプそのものの904を100台生産して「ルールは守ってる」と言うドイツ人の方がルールの意義を理解してない。