>>235
その映像を見ると250GTOがバランスがすごく良く空力もすぐれていることがわかる。

1962、63年ごろでいうとこの車のライバルは
アストン214(DB4GTの発展型)、ジャガーEタイプの「CUT7」、289コブラなどで
これは勝負にならんかっただろうなと推測される。
映像にちょこっとコブラのルマンクーペが出てくるが、まさにこんな感じ。

が、1964年にコブラがデイトナ・クーペを出してきて一変する。
64年のツーリストトロフィー(グッドウッド)はフェラーリGTOが同士討ちをやってしまったこともあり
デイトナクーペが勝った。
翌1965年のツーリストトロフィーは語り継がれる名レースとしてご存知の人もいるかもしれないが
デイトナクーペが故障で止まってしまった所を、ロードスターのコブラがGTOを撃破して優勝してしまう。

アストンやジャガーが「レース用に」過去の車を再生産するのはいい事だ。
それはまさにグッドウッドで金持ちたちがツーリストトロフィーごっこをやるためだけの車といっていいからだ。
そういうのに本物を使って廃車になるのを見るのはいたたまれない。