6/23(土) 8:44配信
毎日新聞

 大分県日田市は22日、市営中・上津江バス回数券の印刷発注ミスのため、9年余にわたって計約36万8000円分を安く利用者に販売していたと発表した。利用者は得したが、市税収入はその分減って市は損する格好になった?

 市条例では、回数券100枚つづりで小学生2050円、中学生3080円、一般4110円で販売することになっているが、2009年3月に印刷会社に発注した際に仕様書を誤り、それぞれ10枚多い110枚で印刷、販売した。その後、5回増刷して計920冊を販売。今年6月、条例違反に気付いた。

 市は職員の準公金横領など度重なる不祥事を陳謝した上で、改めて綱紀粛正の徹底を指示。減収分の利用者徴収は考えていないとして、欠損処理や担当職員処分など善後策を検討する。【楢原義則】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180623-00000009-mai-soci