2018年6月23日 11時48分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180623/k10011492341000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_003

ことし1月、新成人に晴れ着を届けられず経営破綻した横浜市の晴れ着業者、「はれのひ」がおととし、財務状況を偽ったうその書類を金融機関に提出して、数千万円の融資をだまし取った疑いがあることがわかり、警察は近く、詐欺の疑いで55歳の元社長から任意で事情を聴くことにしています。

着物の販売などを行っていた横浜市の晴れ着業者「はれのひ」は、ことし1月の成人の日を前に突然、営業を取りやめ、式の当日、新成人のもとに晴れ着が届けられないトラブルが相次ぎました。

この問題で、「はれのひ」の篠崎洋一郎元社長(55)が、おととし、架空の売り上げを計上するなど財務状況を偽ったうその書類を金融機関に提出し、数千万円の融資をだまし取った疑いがあることが捜査関係者などへの取材でわかりました。

会社はすでに経営破綻していて、今月20日に元社長が欠席する中で行われた債権者集会では、破産管財人が会社の資産はほぼ無く、負債総額がおよそ10億8500万円に上ることを明らかにしています。

警察は近く、詐欺の疑いで篠崎元社長から任意で事情を聴き、当時の経営実態や融資を受けた経緯などを調べることにしています。