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福博の夏を彩る「博多祇園山笠」の開幕前日となる30日夕、福岡市博多区上川端町の櫛田神社で、
境内にある飾り山笠(番外)に神様を招き入れる「御神入れ」の神事が行われた。
また神社近くの通り沿いに張り巡らされた祭りのちょうちんも点灯され、街は早くも祭りムードに包まれた。

時折強い雨が降る中、境内の山小屋前であった神事には、博多祇園山笠振興会(豊田侃也(かんや)会長)の役員、
舁(か)き山笠七流(ながれ)や飾り山笠の総務などが参列。阿部憲之介宮司が祝詞を上げた後、関係者が玉串をささげた。
豊田会長は「いよいよ始まる。舁き手も見物人も感動を持ち帰られるような祭りにし、平成最後の山笠を立派に奉納したい」と決意を述べた。

一方、土居通りや明治通り沿いに設置されたちょうちんは約600個。御神入れの後、冷泉公園(博多区)前であった点灯式には、
同振興会の役員らが参加。豊田会長がスイッチを入れると、「博多祇園山笠」と墨書きされたちょうちん群が
薄暮のビル街に淡い光を浮かび上がらせた。

その後、出席者全員で「博多祝い唄(うた)(祝いめでた)」を歌い、博多手一本を入れた。