>>332
長編でも「上昇」と「下降」を連続的に繰り返すのではなく、
入れ子構造のようになっていると思う。
大きな「上昇」の中に小さな「下降→上昇」が含まれて、
大きな「下降」の中にも小さな「上昇→下降」が含まれているというように。

例えば、「源氏物語」は上昇と下降をたくさん繰り返すが、
モテまくりの上昇期と、晩年の下降期に大きく分けられる。
上昇期も、途中で女が死んだりするので「上昇→下降→上昇」と言える。
その死んだ女も、最初は上手く行っていたので「上昇→下降」と言える。