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【捕鯨】フェロー諸島の主張「捕鯨は環境に優しく持続的な資源利用法」/AFPインタビュー
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0001ニライカナイφ ★
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2018/07/09(月) 13:08:55.15ID:CAP_USER9
◆捕鯨は「環境に優しく持続的な資源利用法」 フェロー諸島の主張

デンマークの自治領、フェロー諸島では何世紀にもわたり儀式としてゴンドウクジラの追い込み漁が行われてきた。
浅瀬に追い込んで浜へ乗り上げさせナイフで仕留めると、辺り一面の海は血で真っ赤に染まる。

「グリンダドロップ」(グリンド)と呼ばれるこの漁は、動物保護団体から無慈悲で残酷だと非難されてきたが、フェロー諸島のヘグニ・ホイダル漁業相は「環境に優しく」「敬意を払っている」と主張する。
AFPがホイダル氏にインタビューした。

Q:国外で非常に物議を醸しているこの漁は、なぜフェロー諸島では不可欠だと考えられているのか?

A:グリンドの重要な点は、これが私たちの海洋生物資源の一端を担っていることだ。
 
福祉社会であり、世界の一員でもあるフェロー諸島の存在意義と近代化は、海洋生物資源の持続的利用を基盤としている。
その一部を1000年以上にわたって支えてきたのがゴンドウクジラだ。

私たちの年間平均捕獲数は、北大西洋のフェロー諸島周辺海域に生息するゴンドウクジラの個体数の1%を下回っていることを示す450年前からの統計もある。
特にこの漁に抗議している環境団体と議論する際、私たちは「この漁こそがおそらく最も環境に優しく、最も持続可能で、最も管理された海洋資源の利用法の例だ」と答えている。

ゴンドウクジラを捕獲しなければ、私たちは畜牛や牛肉、鶏肉などを輸入しなければならなくなる。
私に言わせればそうした動物たちは、最悪の条件下で生産されていて、持続的ではなく、工業的な生産方法によって環境を汚染し、世界の野生生物資源のほとんどの破滅にもつながっている。
したがって私たちは、動物を大いに尊重し、存続可能な生息数のほんの一部しか捕獲していないフェロー諸島こそが、天然資源を過剰搾取せずに持続可能な利用方法で他国をけん引していると考えている。

Q:つまり、捕鯨は地球に優しいということか?

A:肉を輸入すれば、(原材料調達から廃棄・リサイクルまでに排出される温室効果ガスの排出量をCO2に換算した)カーボンフットプリント(CFP)が増加する。
 
工業生産された牛肉や鶏肉を買う方がよいと言うのか?

Q:だが、血なまぐさい漁と常に結び付けられて、フェロー諸島のイメージダウンになる恐れがあるのでは?

A:私の経験では、皆ここへやって来て、海洋資源の持続可能な利用方法を実際に体験してみると…フェロー諸島の社会制度はおそらく世界で唯一、商業的な利益なしに食糧を分配できている(ことが分かる)。

ここに来る人はそのことを尊重してくれていると思う。
もちろん、気持ちは分かる。特に大型動物が殺されるところを見たことがない人は、その光景を見て感情が揺さぶられるだろう。

私が幼少の頃はヒツジを飼い、それを殺していた。
食糧がどこからやって来るのかを知っていることは、フェロー諸島の現代生活における自然な部分でもある。

■「食べてはいけない」と当局は勧告、クジラの肉に高濃度の水銀蓄積

以上がホイダル氏の回答だが、一方でフェロー諸島の公衆衛生当局は、ゴンドウクジラの肉を食べることは人体に有害だとして警告を発している。
保健衛生当局のトップを務めるパル・ウェイエ氏は、ゴンドウクジラの肉を食べないようにと呼び掛けている。
「ゴンドウクジラの肉を食べると、フェロー諸島の住民の健康に非常に問題があることが分かったので、文化的な部分は犠牲にしてほしいと言っている」

そうAFPに語ったウェイエ氏は、「もちろん、伝統的な食べ物の消費をやめるには犠牲を伴う」と強調した。
「デンマークや英国で朝食にベーコンを食べるのをやめたら、文化の一部が失われるだろう。
ゴンドウクジラの肉は私たちの生活の一部であり、アイデンティティーであり、文化だ」

しかし、ゴンドウクジラの肉には、産業界から環境に排出された高濃度の水銀や残留性有機汚染物質(POPs)が蓄積されている。
ウェイエ氏は1998年の段階で、ゴンドウクジラの肉を食べるのは月1〜2回に制限すべきだと提唱し、妊婦や子どもを産む予定の人は一切食べてはいけないと警鐘を鳴らした。

AFPBB News 2018年7月7日 11:00
http://www.afpbb.com/articles/-/3180232

※続きます
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2018/07/10(火) 20:39:16.38ID:gkI8KWlf0
>>212
2008.12.01
フェロー諸島の調査で・・・
http://ika-net.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/post-2c90.html
今日、「ニューサイエンティスト」の記事を友人が送ってくれた。
それにによると:
フェロー諸島のチーフ・メディカルオフィサー(医薬局の責任者?)は、ゴンドウクジラはもはや人が消費するにはふさわしくないと考えるべきだと勧告した。
理由はクジラが有毒であるということだが、これはフェロー諸島住民に対する調査で明らかになったものである。
フェローでは、毎年数千頭のゴンドウクジラが捕獲され、食用にされていた。
しかし、フェローの住民への声明で、「ゴンドウクジラの肉と皮下脂肪は余りにも多くの水銀、PCBs、DDT派生物を含んでおり、人が消費するには安全ではない」という勧告が出たのである。
調査は、胎児の神経系の発達へのダメージ、高血圧、子供の免疫力低下、またパーキンソン病の罹患率上昇、循環系障害、成人における不妊の可能性といった影響が明らかになったとされる。
(ニューサイエンティスト11月28日記事から抜粋)
日本でも、太地などゴンドウクジラを嗜好する地域があり、一部の人が繰り返し摂取している懸念がある。
だが一方、こうした残念な結果がでたもとである海洋汚染に、フェローの人々や太地の人々だけが直接的に責任あるわけではない。
日本を含む多くの先進国ではすでに水銀に関する規制・禁止が行われており、回収された水銀の処分についても検討がなされている。
一方で、国内で使用しなくなった水銀が途上国に輸出され、その国の健康被害を生み出しているという話も聞く。
おりしも、水銀の国際取引に関して、アメリカのオバマ上院議員がリーダーシップを取り、アメリカからの水銀の輸出禁止の法案が通過すると聞く。
EUでも同様な動きが活発化しているそうである。日本でも輸出禁止法を急がなければならない。
クジラの水銀汚染については、「火山活動など自然界にあったものだから心配ない」という意見を聞くが、安全であるという保証があるわけではない。
海洋の汚染の原因は人間活動によるものが大半と考えてもいいだろうと思う。
だからこそ、そうした人間の健康被害だけでなく、海に住む生物、とりわけクジラたちがどのような影響をこうむっているか、非常に気にかかる。

2008.11.28
Faroe islanders told to stop eating 'toxic' whales
http://www.newscientist.com/article/dn16159-faroe-islanders-told-to-stop-eating-toxic-whales.html
0215税金泥棒(石巻復興を騙って23億円ブッコ抜く)
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2018/07/10(火) 20:45:26.11ID:gkI8KWlf0
>>214
フェロー諸島の千人を超す子どもの追跡調査。



2006.11.11
メチル水銀 微量でも胎児に深刻な影響 国際水銀削減会議で報告
http://kumanichi.com/news/local/index.cfm?id=20061113200006&;cid=main
欧州連合(EU)の執行機関、欧州委員会(EC)は、十月末、本部のあるブリュッセルで開いた「国際水銀削減会議」の討議内容を十一日、電子版で公表した。
この中で水銀研究の権威、南デンマーク大教授でハーバード大大学院特任教授のフィリップ・グランジャン博士(57)は、たとえ微量のメチル水銀でも胎児期にさらされると子どもの知能指数に深刻な影響が出るとの最新の研究結果を報告した。
同会議は、加盟二十五カ国の環境と健康を守るため、水銀削減条約などの必要性を訴えているEUが企画。
国連、米国、中国、ブラジル、インドなどの専門家、NGOから汚染の現状を聞いた。
同教授は「水俣病から学ぶ」と題し、水銀が摂取濃度の度合いで、人間の脳にどんな影響を与えたかを図解を交えて解説。
この二十年、ノルウェーとアイスランドの間にある鯨や魚を多食するフェロー諸島で行っている千人を超す子どもの追跡調査結果を伝えた。
神経心理学テストを使って評価したが、同諸島の妊婦から生まれ、七歳になった子どもで、記憶力が二カ月、言語能力一・六カ月、注意力一・三カ月、運動機能〇・九カ月、視覚機能〇・六カ月、それぞれ魚を多食しない地域に比べて遅れていることが判明した。
これらの数値は知能指数(IQ)への換算で平均1・5ポイントの低下を示すことや、六人に一人の割合で神経疾患が進んでいることも報告。
「微量水銀の影響を過小評価すべきでない」と警告した。
日本における妊婦の毛髪水銀のリスク評価は11ppm(米1・1ppm)だが、今回の研究結果は、10ppm以下の微量でも、子どもの健康に影響が出ることをあらためて示した。
環境省も微量水銀が胎児に与える影響を、二〇〇二年度から大型魚を多食する宮城県内の病院で調査しているが、東北大医学部の佐藤洋教授は「今までに目立った発見はない」としている。
(井芹道一)
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