四女コメント抜粋

私は自分が他の親族に比べて実父から愛されたとは最後の言葉を踏まえても思いません。
ですが、かなり信頼してくれていたのかもしれないというのは思い当たる節があります。
実は知る限り彼と最後に接見できたのは私だったからです。

松本元死刑囚はおそらく最後は一人の人として葬られたいのだと思います。
私には自分の過去の体験を振り返ると少し彼の気持ちが分かります。
信者から神と崇められ、世間から悪魔と憎まれる人生というのはつらかったのではないでしょうか。
誰も人として温情をかけてくれないわけですから。

今、実母と、長女以外の姉弟と、信者たちに言いたいことがあります。
どうか松本元死刑囚の最後の意向を尊重してやっていただけませんか。
彼は自分で始めたことの幕引きをもはや一人ではできなくなってしまったのです。
自分の真意を伝えるのが苦手なのもあると思いますが、あまりに事が大きくなりすぎました。