東京・文京区にあるお茶の水女子大学は、心と体の性が一致しないトランスジェンダーの学生を、2020年度から受け入れることになりました。

これは、お茶の水女子大学の室伏きみ子学長が10日、記者会見を開いて明らかにしました。

それによりますと、大学はこれまで入学の条件を戸籍上の女性に限定していましたが、2020年度からは戸籍上の性別が男性でも、本人が自覚する性別が女性であるトランスジェンダーの学生も受け入れることを決めたということです。

受け入れに向けて、大学は委員会を設置して受験者がトランスジェンダーであることを確認する方法を検討するとともに、トイレなど必要な施設の整備を進めるということです。

大学は学生や保護者などに対し説明会を開く予定で、室伏学長は「多様な性への理解が求められる中、すべての女性が差別や偏見から解放され、学問を学べるようサポートしたい」と話しています。

お茶の水女子大学は、明治時代に日本で初めての女性の高等教育機関として創設され、現在は学部生と大学院生、合わせておよそ3000人が学んでいます。

文部科学省によりますと、国内の女子大学は国公私立合わせて77校ありますが、今回のお茶の水女子大学のようにトランスジェンダーの入学を容認するケースは異例だということです。

■学生「当たり前」「広まるきっかけに」

お茶の水女子大学に通う学生からは、トランスジェンダーの受け入れに前向きな声が聞かれました。

大学3年の学生は「この取り組みによって、全国の女子大学でトランスジェンダーの学生の受け入れが広まるきっかけになってほしいです」と話していました。

別の学生は「ようやく当たり前の取り組みが女子大学でもは始まったなと思いました。ジェンダーについて理解のある教員や学生が多いと思うので、戸惑いもあるかもしれいが、みんなで学んでいきたい」と話していました。

2018年7月10日 12時11分
NHK NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180710/k10011526201000.html?utm_int=news_contents_news-main_006

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