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パキスタン 選挙の候補者狙った自爆テロ 20人死亡
2018年7月11日 13時36分

パキスタンで、近く行われる州議会選挙の候補者を狙った自爆テロがあり、これまでに20人が死亡しました。警察は、イスラム過激派組織「パキスタン・タリバン運動」の犯行と見て調べています。

パキスタン北西部のペシャワルで、10日夜州議会選挙に立候補しているハルーン・ビロール氏が、集会場所に到着したところ、近づいてきた男が持っていた爆発物を爆発させました。

地元の警察によりますと、この爆発で、ビロール氏や集会にいた人たち合わせて20人が死亡し、30人以上がけがをしました。

ビロール氏は、パキスタンの北西部を中心に活動しているイスラム過激派組織「パキスタン・タリバン運動」を激しく批判していたことから、警察では、この組織のメンバーによる自爆テロと見て捜査しています。

パキスタンでは、今月25日に議会下院と州議会の選挙が行われることになっていますが、大勢の人が集まる選挙運動のさなかに候補者が殺害されるおそれがあるとして、警察は、警戒を強めています。