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ドイツの終身刑は一生刑務所にいる刑ではない。
ドイツでは戦後に死刑を廃止した後に、謀殺罪に関しては必要的終身刑(法定刑が終身刑しかない)にした。
しかし、終身刑について違憲性を憲法裁判所が審理し、違憲と判断。1981年にドイツ刑法57条aを追加した。

結果、ドイツでの終身刑は15年が経過すると残刑が免除される。裁判所が個別的に長期化を認めた場合には15年経過しても免除されない場合もある。
しかし、ドイツの終身刑の平均は約18年なので、20年未満で大半が出てくる。
ドイツ赤軍で多数を殺害したブリギッテ・モーンハウプトは2007年に、クリスティアン・クラールは2008年に、20年と半ばほどで釈放されている。
このテロリストも終身刑ではあるが57条aがあるので、20年から25年ほどで釈放される。