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2018年7月11日 / 19:36 / 9分前更新
トランプ米大統領、メルケル独首相と「素晴らしい会談」
[ブリュッセル 11日 ロイター] - トランプ米大統領は、11日開幕した北大西洋条約機構(NATO)首脳会議の合間にメルケル独首相と会談し、「素晴らしい会談だった」と語った。

トランプ大統領は記者団に対し「防衛費の支出を巡り協議したほか、貿易についても話し合った」とし、「メルケル首相と私の関係は非常に良好だ。米国とドイツは素晴らしい関係にある」と語った。

さらに「われわれの貿易が拡大していくと確信しているが、今後どうなるかを見届けよう」としたほか、ロシアとドイツを結ぶ新たなパイプラインを巡る懸念を伝えたことも明らかにした。

トランプ大統領はメルケル首相との会談の成功を強調し、欧米間の問題解決に向けた糸口を示唆したが、数時間前にはストルテンベルグNATO事務総長との会議で、ドイツの防衛費支出が十分でないと批判し、ロシアへのエネルギー依存について「ドイツはロシアに完全に支配されている」と非難していた。

メルケル首相は通訳を介し、トランプ大統領との会談が「経済動向、および将来の通商関係を巡る意見交換の場になった」とし、「われわれは良好な同盟国であり、将来においても協力を続けていく」と述べた。

トランプ大統領はその後、マクロン仏大統領とも会談。マクロン氏に近い筋によると、トランプ氏は欧州に「個人的な愛着」があることを伝えた。同筋は、両首脳の会談は「友好的」で、「米国と欧州の破局はない」と語った。