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参院 人命救助や激甚指定求める決議採択
2018年7月11日 19時15分豪雨

記録的な豪雨による甚大な被害を受け、参議院は、政府に対し、人命救助に全力を挙げるとともに復旧にかかる費用を政府が支援する激甚災害に早期に指定することなどを求める決議を全会一致で採択しました。

参議院本会議では、冒頭、伊達議長が「西日本を中心とした記録的な豪雨により、多くの尊い命が失われ、各地に甚大な被害がもたらされたことは、痛恨に堪えない。犠牲となられた方々のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族に対し、衷心よりお悔やみ申し上げる」と述べ、全員で、犠牲者に黙とうをささげました。

そして、政府に対し、被災した自治体などと緊密に連携して、万全の対策を講じるよう求める決議を、10日の衆議院に続いて、全会一致で採択しました。

決議では、人命の救助に全力を挙げるとともに、速やかに被災状況を把握し、復旧にかかる費用を政府が支援する激甚災害に早期に指定すべきだとしています。

さらに、水道や電気などのライフラインを確保し、被災地の生活基盤の早急な回復を図ることや、特別警報をより正確で速やかに伝達するため、不断の見直しを徹底することなどを求めています。

決議の採択を受け、小此木防災担当大臣は「人命第一の方針のもと、全力で救命救助にあたり、被災者に寄り添いながら、先手先手で対応に万全を期したい」と述べました。