https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180712/k10011530411000.html

今回の記録的な豪雨で大きな被害が出た岡山県倉敷市では、市役所の職員をかたり、
義援金の口座振り込みを求めるうその電話が少なくとも4件相次いでいることがわかりました。
市の職員が電話で義援金を求めることはなく、市の消費生活センターが注意を呼びかけています。

倉敷市消費生活センターによりますと、11日から12日にかけて「市役所の職員を名乗る人物から電話があり、
義援金の口座振り込みをしてほしいと求められた」などという相談が、市役所を通して4件相次いで寄せられたということです。

倉敷市は口座振り込みも含めた義援金の受け付けを12日から始めましたが、市の職員が電話で
義援金を求めることはなく、電話の内容はうそだということです。

市の消費生活センターは、義援金名目の振り込め詐欺だとして、求めに応じないよう注意を呼びかけています。

警察によりますと、過去の災害では被害が出た住宅のリフォームの費用として、悪質業者から高額な代金を
要求されるなどのケースもあったということです。

警察は「被災後に不審な電話や高額な請求などを受けた際には、1人で抱え込まずに、周囲の人に相談し、
落ち着いて行動してほしい」と呼びかけています。