女子大生スマホ自転車死亡事故遺族、ながらスマホ放置に怒り

 突然の悲劇に、心が壊れかけた茂さん(仮名)と家族。長女は赴任先のボストンから、次女も名古屋から駆けつけ、失意の底で通夜と葬儀が営まれた。

「棺桶には娘が、家内の書いていた日記を入れていた。加害者の女性や親族は、参列しなかった。お詫びに来たのは、葬儀の後です」(茂さん)

 両親とともに自宅を訪れた女子大生は、ただひたすら「ごめんなさい」と謝り続けたという。

「正直に言えば会いたくなかったけど、どうしても謝罪したいっていうもんだから。今まで3回謝罪に来ていますが、涙を見せたことはないです。
賠償金は向こうの弁護士と保険会社がやってるから、加害者側と直接お金のやり取りはありません。
一度ね、彼女に将来の夢を聞いたことがあったんです。そしたら『幼稚園の先生です』と。
でも今回の事故で、それも難しいでしょう。憎いか憎くないかでいえば、もちろん憎い。でも、彼女もまた不注意で人生を棒に振った。
そう考えると、“ながらスマホ”を放置している社会だったり、電動自転車をなんの規制もせず野放しにしている国に対して、強い怒りがわいてくるんです」(茂さん)

https://www.news-postseven.com/archives/20180223_654214.html
より抜粋