>>350
そして、それに失敗していると感じた子どもは、無力感、罪悪感、劣等感を抱き、人生の意味を教えてくれる「権威」にすがろうとする。
それはカルトであったり、国家であったり、民族であったりする。

最近、若者世代の右傾化が指摘されることが多いが、そこにも同様の心理的背景が読み取れる。

「権威主義的倫理」とは、宗教、国家、権威者、世論などの外的権威を内面化したもので、人々はその掟に服従し、その掟を守ることが善となる。

それは権威への不服従の罰や恐怖と背中合わせの倫理であり、またそれに従わない者たちへの蔑視や攻撃を伴う。

ネトウヨと呼ばれる人々のネット上での振る舞いは典型的な例である。

(原田隆之. 筑波大学教授)


確かに的を得てるな