https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180713-00010000-asahibc-l28

西日本豪雨の被害から、きょうで1週間です。大阪・兵庫などでは避難指示と勧告の対象者の中で、
実際に避難所に逃げた人は1パーセントに満たなかったことがわかりました。

兵庫県では避難指示と避難勧告の対象者が約105万人にのぼりましたが、
実際に避難所に逃げた人は約6500人で、避難率は0.6パーセントにとどまりました。
大阪府は0.6パーセント、桂川が氾濫危険水位を超えるなどした京都市でも0.5パーセントと、
いずれも避難率は低く、避難行動に関して住民の情報の受け取り方について検証が求められそうです。
また、兵庫県宍粟市一宮町では、けさ、水害を研究する京都大学の専門家2人が調査を始め、
川がせき止められた原因を分析しました。京都大学の山上路生(さんじょう・みちお)准教授は
「流木の産出されるまでの場所と橋までの距離が比較的短いために、長いまま橋にたまっていたのではないか、
それが同時多発的に一気に溢れた」と話しています。専門家は、被害を防ぐためには流れ込んだ木を
逃がすスペースを作る必要があると指摘しました。