皆既月食 28日未明から早朝に 火星と月食の共演も
毎日新聞2018年7月26日 16時56分(最終更新 7月26日 17時43分)
https://mainichi.jp/articles/20180726/k00/00e/040/313000c

 満月が地球の影に隠れる「皆既月食」が28日未明から早朝にかけ、北海道を除く国内のほとんどの地域で起こる。今週末にかけ台風12号が日本列島に接近するが、運よく晴れた地域では、地球に最接近中の火星と月食のランデブーが見られる。

 皆既月食は、太陽と地球と月が一直線に並び、地球の影に月が入る現象。国立天文台によると、月は午前3時24分に欠け始め、皆既食は午前4時半から午前6時14分まで続くが、東京では午前4時49分に月が沈む。北海道では部分月食のまま月が沈む。
 皆既食中の月は、太陽光が地球の大気で屈折・散乱するため、赤黒い「赤銅(しゃくどう)色」になる。国立天文台によると、今回は部分月食が始まる高度が低いため、皆既前から赤く見える可能性があるという。
 日本で皆既月食が見られるのは今年2回目で、次は2021年5月26日。【伊藤奈々恵】