水産庁は31日、北海道から千葉県沖にかけての漁場に今年の漁期(8〜12月)に来遊するサンマの量が前年を上回る見通しだと発表した。サイズが大きい1歳魚の割合も前年より高い見込み。

 日本のサンマ漁獲量は前年、ほぼ半世紀ぶりの低水準だったが、さらなる不漁は避けられそう。8〜9月中旬の漁期序盤は前年並みと低調だが、9月下旬からの中盤以降は前年を上回るという。

 サンマの資源管理を巡っては、7月の国際会合で資源枯渇を懸念する日本が国・地域別の漁獲枠設定を前年に引き続き提案したが、中国などが反対して協議は決裂した。

2018/7/31 18:49
共同通信
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