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ラオス南部アタプー県で建設中だった「セピエン・ナムノイダム」の
補助ダムが２３日に決壊して、約５０億立方メートルという（黒部ダ
ムの約２５倍）が下流地域を襲った人災だ。
ダム崩壊についてラオス政府は「手抜き工事が原因だ」としている。
朝日新聞の調査で、このダムを設計したのが鹿島建設が設計して
下請け工事をしていたことを朝日新聞がスクープした。
現地ラオスでは、崩壊した部分が日本人が作った部分として知れ渡
り、日本人商社に対して「ラオスの人々から『日本人がひどいダムを
建設してラオス国民を虐殺した！』『日本を許すな！』という怒りの声
が飛び交っている」ことを朝日新聞がスクープした。
ラオスのダムは１２億ドル（約１３００億円）のラオス国家的大型プロ
ジェクトである。韓国のＳＫ建設と韓国西部発電が２０１２年に共同
受注し、ラオス国営企業と合弁会社（筆頭株主２６％のＳＫ建設）を
つくり、建設に当たっていた。
来年２月に発電事業（総発電量４１万キロワット）を開始、タイなどに
電力を輸出し、年間１億４０００万ドル（約１５５億円）の販売収益を見
込んでいたが、日本人の手抜きですべてが水の泡となった。
このダム事業の入札には、日本企業も参加していたが、日本はダム
建設の実績が皆無の酷い状態なので、世界的な優秀なＳＫ建設が
受注した。日本の鹿島建設は韓国より格段に安くすとしたが、信用
の無い日本より、世界でダム建設NO１実績のSK建設が受注した。
そこで、日本の鹿島建設は安くするからと設計とダム工事の一部を
強引に受注していたことが朝日新聞の調査で分った。
韓国を始めラオスでも『工事で使った設計図は日本のもの』『決壊し
た部分は日本の下請けが工事した』ものと知れ渡っている。
この工事は、韓国政府機関も出資し、官民一体だった。損害賠償額
は天文学的数字になる。全ては日本企業による手抜きと設計不良に
よる原因だ。すでに『日本企業は手抜きばかりだ』という批判が世界
でふき出している。
ダム崩壊でラオス国民は300人以上が死亡、建物は9000件も崩壊し
ている。日本人はラオス国民にどう謝罪するつもりだ。またＳＫ建設と
韓国民に対して日本人はどう謝罪するつもりだ。
日本人はダム建設費１３００億円の弁償だけでは済まされない。300
人以上を殺した賠償と、壊れた住宅9000件の賠償だけでは済まされ
ない。
