今後、父ちゃんが病気になって入院してる病室で
点滴がポタリポタリと落ちてくる音だけが静かに響く中、
ベッドに横たわって昏々と眠ってる父ちゃんに
無言でうつむいて座ってる久美子元社長がぽつりとひと言
「ごめんなさい、お父さん」と後悔と共に呟く日が来るのだろう
その時きっと、父ちゃんは全てを許した、まだ幼かった頃の久美子元社長を
あたたかく見つめていた時の、父親としてのあの優しい瞳で
「出てけ能無し」と囁くのだろう