6日午前10時10分ごろ、青森県三沢市三沢淋代平の「三沢畜産公社」内にある食肉処理施設で、職員の福田恵子さん(32)が、腕や胸を刺されているのが見つかり、病院へ搬送されたが間もなく死亡した。

 現場付近には刃渡り約10センチの血のついた刃物が落ちていたことも7日判明。三沢署は目撃情報や現場の状況などから、同僚で福田さんの元夫の40代男性職員が刺したとみて殺人容疑で捜査している。

 署によると、元夫も屋外で倒れており意識不明の重体。自分で自分を刺したとの目撃情報もあり、回復を待って事情を聴く方針。

 県警などによると、福田さんは7月下旬、「インターネット上の掲示板で誹謗中傷を受けている」と元夫の名前を出して三沢署に相談していたという。署は元夫とネットへの書き込みとの関連について慎重に調べている。

 2人は数年前に離婚した後も同じ職場で勤務し、日常的に顔を合わせていたという。署は掲示板への書き込みの内容から名誉毀損の疑いもあるとみて、掲示板の管理会社に情報公開を求め、書き込んだ人物の特定を進めていた。

産経新聞 2018.8.7 17:59
https://www.sankei.com/affairs/news/180807/afr1808070024-n1.html