広島原爆投下から73年を迎え、6日月曜、平和記念式典が開催されましたが、さまざまな状況が示しているのは、世界で唯一、核兵器を使用したことのあるアメリカが、歴史から学んでいないということです。

広島と長崎への原爆投下は、現在まで、世界で唯一、戦争で核兵器が使用された例です。アメリカは、核兵器を使用したことのある世界で最初かつ唯一の国です。

今年の平和記念式典は、核兵器保有国が、核兵器の不拡散を謳いながら、未だに過去から教訓を得ていないことを示す数多くの要素が存在する中で開催されました。

アメリカのトランプ大統領は、新核戦略の中で、核兵器を使いやすくする戦略を立てています。

アメリカの安全保障戦略における核兵器の地位を明らかにする核の状況についての文書では、アメリカの核兵器の改良や新型化プロジェクトが歓迎され、ロシアとの競争を目的とした核能力の拡大の必要性が強調されています。

アメリカの歴代大統領は、核兵器を使用するのは、ライバル国が民間人の大量殺戮のために大量破壊兵器を使用した場合のみに限られるとしていましたが、新たな文書は、初めて、核以外の戦略的な攻撃に対しても核で応じることを求めています。

言い換えれば、アメリカは今後、電力などの都市インフラや核指令室に対するサイバー攻撃といった脅威に対しても核兵器で応じることを考慮する可能性があります。

また、広島原爆投下から73年が経過する中で、アメリカと核兵器を保有するすべての他の国々、シオニスト政権イスラエルは、昨年、国連で採択された核兵器禁止条約に加わっていません。



PARS TODAY 2018年08月07日18時46分
http://parstoday.com/ja/news/japan-i46985