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マツダ・ヤマハ発でもルール違反 出荷前の排ガス検査で
伊藤嘉孝、木村聡史
2018年8月9日6時9分

 出荷前の自動車や二輪車の排ガスや燃費を測定する検査で、マツダとヤマハ発動機でも検査上のルール違反があったことが8日、複数の関係者の話でわかった。マツダは9日にも違反の詳細を公表する見通し。

 出荷前の車の排ガスや燃費を確認する検査で、測定値の改ざんがスバルと日産自動車で相次いで発覚したことを受け、国土交通省は自動車大手各社に対し、同様の不正がないかどうか確認するよう指示していた。国交省の指示を受けた社内調査でルール違反が見つかったとみられる。

 違反があったのは、出荷前に車の性能を確認する「完成検査」の一部。排ガスや燃費性能を100台に1台ほどの割合で調べる「抜き取り検査」で、カタログ値に示したとおりの性能かどうかをチェックする中で複数のルール違反が見つかったという。

 スバルは1551台、日産は1171台で、検査データの改ざんがあったことが判明している。両社とも排ガスや燃費のカタログ値を修正する必要があるほどの改ざんではないとして、リコール(回収・無償修理)はしていない。(伊藤嘉孝、木村聡史)