http://www.news24.jp/sp/articles/2018/08/09/06401049.html

新車の排ガス検査で“不正”続々…各社謝罪
2018年8月9日 16:53

自動車の排ガスなどの検査で不正が相次ぐ中、スズキやマツダ、ヤマハ発動機でも不適切な検査が行われていたことがわかった。

マツダでは、新車を出荷する前に無作為に車を選び排ガスや燃費を調べる「抜き取り検査」で不正があったという。国で決められた方法に従わず検査していたもので、2014年から先月まで72台で不正が発覚した。マツダの不正が発覚したのは今回が初めて。

一方、スズキも2012年以降、検査対象のおよそ半数で検査のやり方に不正があったと明らかにした。

スズキ・鈴木俊宏社長「まことに申し訳ございませんでした」

スズキでは、検査に不備があるとモニターに表示が出てブザーが鳴る仕組みだが、検査員は検査に集中するあまり「モニターを見る余裕がなかった」うえ、警報も聞き逃した可能性が高いとしている。

さらに、ヤマハ発動機でも同様の不正が発覚した。

各社とも燃費や排ガスの数値や安全性に影響はないとしているが、国土交通省は、再発防止が徹底されるよう厳しく指導するとしている。