鷹仁は容疑を認めているが、恵美は「息子が本当に殺害を実行するとは思わなかった」と殺害を否認している。
菊間千乃(弁護士)は「息子に対する異常な愛があるとしても、相談されたら離婚などを勧めたらいいのに、なぜ殺害を一緒に計画したのか」と訝る。恵美の知人は「マザコンではないけれど、過保護みたいな、しっかりした母親でした。授業参観でも最前列。子どものことになると、口出ししてくると聞いたことがあります」と話している。
「話は息子のことばかり」
恵美と中学の同級生で当時交際していた男性(63)は、「ビビット」の取材にこう話している。恵美は学校でも人気があり、クラスのマドンナ的な存在だった。別々の高校に行ったので、次第に連絡をしないようになったが、5年前に突然手紙が来たという。
「(恵美容疑者が)がんになり、これから何年生きられるか分からないので、もう一度会ってみたいといって手紙をくれました。それをきっかけにメール、電話、食事をするようになりました」
「彼女の会話の中心は息子のことでした。息子を溺愛している、とにかく可愛くてしょうがないって、ずっと言っていました。息子のためには命をささげるといっており、(今回の事件は)息子の可愛さに我を失ってしまったのではないかと思いました」
犯罪心理学者の出口保行氏は「いつまでたっても息子を手放したくない。息子から頼られること、依存されることが強い快感だったんだろうと思います。そうなると間違った判断をしてしまう」と解説する。
2018/8/ 8 11:32
https://www.j-cast.com/tv/2018/08/08335769.html